正直二度と行きたくねえ
今回の旅行は次週の四国一周旅行のトレーニングを兼ねているため、メルカリでローラーを購入して足のトレーニングをしていた。
とは言ってもトレーニング可能な期間は1週間もなかったので効果の方はかなり微妙かと思われる。もう出たとこ勝負で何とかなるだろうと心持でやる。
余談だが今回の旅行は計画段階でひと悶着あった。
トレーニングの目的でIさんから和歌山→白浜まで行こうと誘われたが、俺にとってはその区間を走るのは3回目になって正直飽きたし、アップダウンが多くてしんどいだけ。しかも自動車の教習の予定とダブルブッキングになっていた。
この状況で行くのは面白くないし、言いなりになるのはそろそろ止めようと考えた。ということで、これまで行ったことのない区間を行こうと逆提案した。そうじゃないと絶対に行かないと俺にとっては珍しく強めに主張した。
そこでLINE上でしばらくバトったのだが、どうもIさん的に俺のトレーニングは二の次で、過去のトラブルで測定できてなかった和歌山→白浜間のログを取りたいというのが本心だったようなので、それをゲロさせたら無事これまで行ったことのない今回の区間となった次第。
当日
早めに寝ろよと念を押されたが案の定、睡眠時間が削れて4時間ぐらいしか寝られなかったので近鉄特急の電車内で睡眠を取る。
到着。
めっちゃミジュマルとフィーチャリングしている。鳥羽水族館のラッコゆかりとのこと。ほんとに?でもかわいいから許す。
これはトレペがえらい高いところにあった賢島駅の身障者トイレ。目線の高さにトレペホルダーがあったんだが,,,,体を何かのトレーニングごとくツイストしてようやく手が届いた
にしてもトイレの写真、見るとぞわぞわするな。ここに何千人が座って💩してたと思うと目を背けたくなる。じゃあ撮るなよという話だが
天気は快晴。風は若干逆風。それでもいくぞー
と言いつつ、駅から出た上りから若干の疲労を感じ先行きが怪しく感じてしまう
アップダウンが十数回続き獲得標高が数百メートルを超えた頃で死亡。 上りで途中で痛みが限界値を超えて走られない。Iさんと距離が離れて追いつこうにも無理。
やむなく昼過ぎの昼食。この地域はタイが有名らしい。
タイの刺身定食。1800円。 刺し身は自家製ポン酢とか味噌とつけて食べるといいらしい。淡白な味なのでちょうどよかった。 鯛めし?もよい。食べ放題だって。ちょっとだけ回復した。
ただ、痛みだけはどうしようもないのでバファリンを飲む。これがチャリ旅行で筋肉痛を抑えるために服薬した初めてのドーピングであった。
最初は走り込んでもそれほど痛みが出なくなったように感じたが、薬の効果が無くなったのかそもそもプラシーボだったのか程なくして痛みが復活して走れなくなった。
Iさんとちぎれてしまったのでマイペースでのんびり行く
行けるところまで行って宿に行くことにした。自分は三野瀬駅でリタイヤ。ここから輪行して宿の最寄り駅である賀田駅まで向かう。
(たぶん)国道から駅までちょっと離れてて、時間的にぎりぎりで結構焦った。行こうにも地図見ても線路の北側か南側かどちらが駅前なのか分からない。衛星写真から当たりをつけて向かう。
あった。よかった。急いで輪行する。短時間でパパっと輪行できる横型輪行袋はこういうときに役立つ。
車内でタンパク質を補給。高級そうなカニカマ
同じ電車になんとIさんが乗っていたので合流。電車降りるときに料金支払いでもたついたが、電車行違いでしばらく停車していたので世間様に迷惑をかけずに降りれた。自転車旅行している時点で車道にお邪魔してるので何を今更という話だが。
宿の夕食。たくさんあって満足。ブリがあるのはポイントが高い。Iさんが苦手な天ぷらがあって、天ぷらのどこが悪いのかという話になる。
食事会場でおじさんたちがやいのやいの雑談していた。衝立があったので様子が分からなかったが。去った後に「おじさんたちがいなくなったら急に静かになりましたね」と言って、念のため振り返ったら別のおじさんが衝立の向こうにいたからこれはしまった、と思った。
おじさんはおじさんと言われて傷つくものなのだろうか?もしそうであれば口が滑った。すかさず「いつまでも仲間同士で旅行に行けるのはいいっすね~」とフォローした。あぶねえあぶねえ
風呂で一悶着。ぬるくなった湯に追加でお湯を蛇口から入れたが、元々入ってたぬるま湯のせいで効果が薄い。それなら浴槽の底に溜まってるぬるま湯を排水させれば良いと考え、大きめの蓋を外したところ幾分マシになった。
しかし蓋を元に戻しても徐々に湯が減ってくる。どうやら蓋の咬み合わせが悪いようで少しずつ水が漏れているようだ。蓋を外しては嵌めようとするが水の圧力で制御が難しい。頑張ろうもなかなか上手くいかない。
そのうちに蓋の真ん中に小さい蓋が更に埋め込んであることに気づく。それを抜いて圧力を逃しながらやれば上手くいくのではないか。結果うまく行った。
あわや、湯の量が少ないと他の客の不興を買って宿の評価を下げさせてしまうところだった。
翌朝、Iさんは中断地点から再開するとのことで早朝に宿を出ていた。
朝食。全部食べてしまった。本当に腹減ってたんだな
Iさんから宿から賀田駅まで自転車を運んでもらって熊野まで輪行する一択とされていたが、それはなんだか悔しいので宿からゴールに向かうことにした。
おそらく昨晩のおじさんらがいた。輪行解除していると声をかけられたので撮ってあげる。
「自転車で旅行してんの?」声をかけてきたおじさんがが自分と同じくスペシャライズドおじさんであった。しまなみ行ったか?と言われたので、行きましたよ、2回。と言ったら、俺は3回行った、と言われた。若干マウントとられたか?と思ったが、俺は俺で逆にマウントを取られたように思ったのが謎で草。言い方のせいなのか?すごいですね、と適当に上げておいた。
クランクがリコールなってんぞというアドバイス受けたんで「俺のは安物なんでたしかそのリコール対象ではなかったはずですよー」と答えておいた。自分を下げるスタイル。声の感じから、昨日のおじさんらの会話の中で、キレたから誰々を殴ったと言ったはずのおじさんのように思われたため下手に刺激しないように念入りに対応する。
でもよく考えると、いい車種を使っている奴が割を食うという状況に対する当てつけに聞こえたかもしれない。めんどくさ
海際をひたすら進む。
小さな丘の上に木と看板。穴を掘るとなにかありそう。
無事、熊野市駅に到着。Iさんと合流。
獅子巖。Iさん曰く、北海道の親子熊のほうがよりリアルらしい
階段に置くスタイルのみかん無人販売所
ウミガメがいる道の駅。亀の首が想像以上に長くてビビる。普段甲羅の中どうなってんの。
太地町に来た。ここはクジラ漁が有名。
あちこちにクジラのモニュメントがある
ということでクジラを食う。 maps.app.goo.gl
イルカがメニューにあったので頼もうとすがるが、イルカは要はちっちゃいクジラなのでクジラ頼んでも変わらんと制止される。
今考えると、クジラは大阪とか東京とか大都市にあるニッチな居酒屋で出てきそうだけど、イルカは食えるのはここぐらいな気がする。食ってもよかったな。
クジラカツ定食 2300円
クジラ肉を一口入れる。臭い。なんだろ、豚肉を想定して食べてしまうと生臭さが際立って、にわかに嫌悪感を覚える。
プレート奥側の白いモノは美味しいのだが味噌の味が勝ってしまっていてよくわからない。
クジラのお造り 4000円
右上の白いやつは美味しいと辛うじて感じた。脂?の部分に甘味を感じた。若干塩味を感じたかな?
お造りは割り勘で4300円。いやーもういいかな。残りの人生であと1回食えば満足して死ねるぐらいの感覚。
くじら浜公園。奥に見えるのが太子町のくじらの博物館。
くじらの博物館
入館料が1000円越えで攻めてた。展示物はクジラの生態とクジラ漁の歴史といった生物学と歴史学?民俗学?の両面の展示があった。
イルカショーの時間が迫っていたので民俗学パートはさっと流した。もうちょっと丁寧に見ればよかったかな。ちょっと後悔。
ここのイルカショーは普通の水族館のイルカショーと違ってイルカの生態にフォーカスを当てたアナウンスが多くて面白かった。
イルカのいけす?があるので気軽に餌をあげちゃえる。イルカショーでは数名しかできない交流気軽にできる点でポイントが高い。
バンドウイルカ
イルカの口の中をはっきり見たのは今回が初めてかも。ちょっと青かった。歯がびっしり生えててちょっと怖い。
オキゴンドウ(かも)
餌をねだる姿がかわいい。
展示物を見切れていないので残って見て行こうかと思ったが、後々来る際の楽しみにとっておくとして博物館を離れる。イルカとクジラの近さは類を見ないレベルなので、また来ても十分楽しめるだろう。
串本駅まで1,2時間爆走。俺が前になって漕いだが後ろで口笛吹いたように聞こえて舐めプかよ畜生と若干不機嫌になって入れ替わってもらう。
後々気付いたが、これは風切り音だったのかもしれない。早とちりしたかな。
30分余裕を残してゴール。
ぱんだくろしおで帰ります。
お疲れ様でした